持ち前の運の良さと要領のよさで数々の困難をヌメリヌメリとかいくぐる社会人。このブログを見てくれたすべての人にありがとう☆★コメントを残していただければ幸いです!(パスワードは適当な半角数字でOKです)


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秋の夜長

学校に行ってメダカをさばく。

家に帰ってサンマをさばく。

んー、変化のない日常。



これではいかん、と思って何となくスキン変更。

トップの大木がちょっとかわいいとは思いませんか?

投稿部分のサイズが小さくなったので、

過去の日記の写真などでズレが生じてしまったので、あくまで一時的なものということで。

でも、評判良ければ継続してみます。
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by mitsuhi-low | 2006-09-29 02:14 | Diary

☆★beto caletti live☆★


f0065556_22152490.gifアルゼンチン出身のシンガー・ソングライター:ベト・カレッティ。

彼との出会いはいつもお世話になっている、Cafe dufiでした。

店長の水野さんがお店でCDを流しているのを紹介してくれたのです。

出会いと言っても、彼の音楽をCDを通して聴くという一方的なものでありましたが、

1聴で彼の魅力に惹きこまれたのでした。





それからdufiで何度か彼の曲を聴いているうちに、益々彼の魅力に取りつかれて行くことに。

この良質な音を、是非生で聞いてみたい!

そう思っていた矢先でした。

"ベトカレッティ来日"の朗報。

さらに幸運なことに、名古屋公演はの会場はCafe dufi。

店頭で水野さんに聞いて、即チケット予約、そしてライブ当日に至ったわけです。





まぁ率直に言うと、最高でした。

今までそれほど数多くのアーティストのライブに行ったわけではないけれど、

今までで1番といっても過言ではないと思います。

圧巻だったギターのうまさ、歌のうまさ、観客を楽しませるパフォーマンス。

どれをとっても超一流。

Cafeと言う狭い空間の中でライブをやったことがなおさら良かったんでしょうが、

彼の曲に詳しい人もそうでない人も、みなが一体となった最高の空間がそこにありました。





そして何よりも印象的だったのが、

彼自身、本当に楽しそうにギターを奏で、本当に楽しそうに歌っていたこと。

『"音"を最高に"楽"しんでいる彼は、その"音"で我々観客を"楽"しませてくれる。』

最高のアーティストだなぁと思いました。





ライブ後、惚れこんだ彼のCDを購入すると(諸事情で2枚)、

彼自身から名前を聞かれ、名前入りサインをしてくれました。

f0065556_223654.jpgf0065556_22361595.jpg




さらに写真をお願いすると、

気さくな感じで肩まで組んでくれて。

f0065556_22375282.jpg

アーティストとしても、そして人間としても最高な彼にすっかりファンとなってしまいました。

みなさんも、興味があれば聴いてみて下さい。
(名古屋在住の人は声かけてくれればCD焼きますよ☆★)

ベトカレッティのオフィシャルサイト
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by mitsuhi-low | 2006-09-25 22:49 | My Favorite

"国を旅する"ということ~フィリピン7日目~


9月9日

いよいよ帰国。

早起きして、LRTとジプニー乗り継いで空港へ。

短い間ながらもすっかり慣れたフィリピンの交通機関のおかげで、別段問題もなく空港に到着。

うーん、このままでは日記が終了してしまう。

うーん。





そうだ!

フィリピンに来て、1つお気に入りの乗り物が出来たので、ここで紹介しよう。

今回、移動の生命線となった乗り物である。





f0065556_22565166.jpg『ジプニー』

道路を見れば、最も多く走っているこの車。

言わば市内循環バスの代わりのようなもの。

値段も安く、意外と便利なジプニーは、

子供から老人にまで愛用されていて、

この国で最もポピュラーな乗り物と言っても過言ではない。





f0065556_233949.jpgもともとは米軍の払い下げのジープで、荷台を改造して客を乗せるようにした代物。

ごらんのように、進行方向に対して横乗り。

各サイドに10人、計20人ほど乗客が乗れる。

そして、運転手はいかに客の目を惹き付けるかが集客率を上げる最大の要因とでも思っているのであろうか、

みなが競って車体を派手にコーディネイトしているのである。





ここまでの情報だけでは、特筆すべき点など全くないのだが、

自分がこの乗り物を気に入ったのは、乗って初めてわかるのである。

その魅力を伝えるため、乗ってから降りるまでの経緯を詳細に説明してみたいと思う。





①第一段階 "街角でジプニーを止める"

と言っても、日本でタクシーを止めるように、手を上げるなどという行為はしない。

間違って手なんて上げようものなら、生粋のフィリピーナによる侮蔑の視線がもれなくついてきてしまうのだ。

それじゃあどうやってジプニーを止めるんだよ!

そう思った読者も少なくないであろう。


答えは、"目"である。

行きたい行き先を掲げているジプニーを見つけ、運転手にアイコンタクトを送るのだ。

ジプニーの運転手は常にぎらぎら目を光らせて、客と言う獲物を狙っている。

目が合えば、いとも簡単に捕獲されるのである。





②第二段階 "行き先を告げ、料金を先払いする"

ジプニーの運賃は、よほど遠くに行かない限り、一律7.5ペソ(≒18円)と決まっている。

乗ってすぐに行き先を運転手に大声で告げ、7.5ペソを支払うのである。

しかしここで問題点が出てくる。

一番後ろ、つまりは運転手から最も遠い席に腰をかけた乗客はどうすればいいのであろうか?

お金を渡そうにも渡せないではないか?

そう思った読者も少なくないであろう。

ここで1つ注意しておくが、暴れ馬のごとく揺れるこの乗り物で、走行中に車内を歩いて移動など、ご法度。

だったらなおさら、どうすれば・・・?


答えは、"運賃のバケツリレー"である。

お金隣の人から隣の人へ、そして運転手まで渡す。

お釣りがあれば、運転手から乗客まで、先ほどの過程が逆行する。

みんなが無言で手を差し伸ばす。

これが暗黙の了解で成り立っているのである。



始めのうちは隣の人からお金を渡されて、ただうろたえることしか出来なかった自分であるが、

車内の様子を鋭く観察することによって、次第にこの慣習を自分のものにしていったのである。

旅も終着に近づいてきた頃には、

自分が乗客と運転手をつなぐ最後の門番であるとばかりに、勇み足で運転手から最も近い席を選んだものである。

なお、この現地のしきたりのようなものに参加することで、

ジプニーを乗りこなしているという自己満足と、現地の人の一部になっているという自己満足を同時に得て、

一種の自己陶酔のような感覚に陥っていたことは、言うまでもない。





③第三段階 "目的地で降りる"

ジプニーは市内循環バスのようなものと前述したが、もちろん停留所なんてものは存在しない。

ではどうやって降りるのか?

そう思った読者も少なくないであろう。


答えは"パーラ!"である。

パーラ!=停めて!。

自分が降りたいところに来たら、みな惜しげもなく声を上げて"パーラ!"と叫ぶのである。

無口そうな男も、少しすました貴婦人も、今にも息絶えそうな老人も。

みんながみんな、運転手に聞こえるように"パーラ!"と。

後方の乗客などジプニーのボディを叩きながら叫ぶ始末。

これには運転手も停めざるを得ないのである。


自分もジプニー3度目にしてようやくパーラデビューを飾った。 

発音の自身のなさと、言っても自分の降りるべき場所が正しいのか確信が持てない不安から、

少し声がうわずったのは否めない感があるが、

その結果は、見事成功。

ここでも自己陶酔に陥ったことは言うまでもない。





④番外編(上級者限定) "運転手の腕前を見極めろ!"

運転が荒いと言う点は、このジプニーも例外ではない。

さらにこの特異な運賃支払いシステムが故に、運転手にとって運転は2の次。

彼らの中で堂々たる1位の座に輝いているのは、言うまでもなく、お金である。

最も危険度が増すのは、乗客が乗った時。

つり銭がでるような大金が支払われれば、運転手は前方など全く見ない。

その時運転手の目は、漫画でよく見る"$"マークにでもなっているのであろう。


このような運転手が大半を占める・・・いや、全員がこのような運転手である。

動き出しにノロノロと右往左往して、こっちが冷や冷やもの。

さらに会計を済ませた運転手は、水を得た魚の如く、暴走を始める。

動き出しのノロノロジプニーを、片側一車線の道路でも当たり前のように追い越す。

危険極まりない。

さらには、釣銭用に左手の指の間に札束を挟んでいるのだが、

ハンドルを持つその手よりも魂がこもっているのは、言うまでもない。


そんなふうに目をギラギラさせて乗客を探し、暴れ馬の如くジプニーを走らせる運転手も、

話してみると気さくで、悪い人などいない。

結局は、運転手を腕前で選ぶなど、ナンセンスなことなのであろう。






どうでしたか?

ジプニーは?

みなさんも乗りたくなったでしょ?





いつも海外に来て思うことなんだけれど、その国その国で様々な交通機関が存在していて、

みんなそれぞれに個性があって、お国柄が出ていて、とても面白い。

どうやって乗ったらいいんだろう?

どうやってお金を払えばいいんだろう?

それ以前に、どこに向かって走っていくのだろう?

着いた時には、おっかなびっくりで恐る恐る乗ると言った感じが、数日経って、失敗を乗り越え、帰国の頃にはもうすっかり乗りこなしている。





交通機関を自由に乗りこなせるようになって初めて、

"この国を旅しているんだ!"

という実感、満足感が得られる。

自分が航空券だけを購入して海外に飛び出すのも、

交通機関を自分で学びながら乗りこなしていくことにある種の快感を覚えているのも1要因であるのかもしれない。





またいつかどこかの国で、新たな交通機関をマスターすることを楽しみに、

今回のフィリピン旅blogを終結したいと思う。

ご愛読してくださったみなさん、本当にありがとう☆★

次回の旅blogまで、see you!
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by mitsuhi-low | 2006-09-24 00:32 | ☆★海外旅行☆★

夕日の先に何を見る?~フィリピン5日目~


9月8日

港町:バタンガスを早朝に離れ、一路マニラへ。

明日は比較的早い時間帯のフライトなので、今日は実質観光最終日。

どこに行こう?

観光最後ということもあって、お財布とも相談せねば。

残金を確かめる。





そして衝撃の事実発覚。

これまでの4日間、なんと使ったお金は約1万円。

あれほどまでの長距離移動、宿代、飯代、すべて含めて約1万円。

最初に両替した2万円のうち、半分が丸々残っていたのである。

お金がなくて困ることは常々あるのに、お金が余っていて困ったのは初めてである。

残金を日本円にしても、レートが悪くてかなり損をするはず。

と言うことは、このマニラで使い切るのが理想。

プチ贅沢観光の始まりである。





f0065556_0554720.jpgまずは街中へ。

地図を見るよりも、歩いて迷って覚えると言ういつものスタイルで。

やがて見つけたかわいい門構えの水族館。

フィリピンまで来て水族館。

ところが、この水族館で生まれて初めての体験をすることになる。





入り口で国際学生証を見せ、15ペソ(≒37円)で入場。

入ってすぐに水槽。

水槽内がライトアップされているわけでもないのに、なんて暗い水族館なんだ。

第一印象がそれである。

すると、

『パチッ。』

急に辺りが明るくなる。

驚いて振り返ると、入り口の窓口にいた爺さんが電気のスイッチを押していた。





えぇーーー!?

この水族館、客が入ってから電気つけるんですか?

魚にもね、体内時計ってもんがあってだね、それは光が関係していてだね、うんぬんかんぬん・・・。

いや、それ以前にここ、お客は自分だけ?

ってことは・・・貸し切り!!??

ひゃっほーい!

"水族館貸し切り"と言うフレーズだけで、単純に喜んでしまう。

いろんな意味で幸せ者である。





まぁみなさんご想像以上に、ちゃっちい水族館。

10分で完了。

"貸し切り"と言う強力なネームバリューがあっても、これじゃあ、ねぇ。

ちょっと物足りないよ、ねぇ。

まぁ、自由に写真は撮れましたが。

f0065556_1193165.jpg







f0065556_1273660.jpg気を取りなおして、次に行ったのは"イントラムロス"。

イントラムロスとは、スペイン統治下時代の面影を残す、城砦都市のこと。

今でも城壁が残るこの地区内は、マニラの観光の中心地とも言える。

イントラムロスの入り口の橋をくぐって中に入ると、

世界遺産にもなっているサン・オウガスチン教会を初めとした、

歴史ある建築物が立ち並んでいるのである。

世界遺産と聞いて、行かずにはいられない悲しい性。

早速サン・オウガスチン教会へ向かう。




f0065556_134158.jpg

橋をくぐってから300mほどで、目的地に到着。

外見は、少し大きな教会ってところだろうか?

特に目を見張るような変わった所はない。

とりあえず中に入る。





・・・。

何だか様子が変だ。

みんなきれいな格好をしているし。

教会に入るのにドレスコードなんてあるんだろうか?





と思っていたら、

結婚式。

世界遺産の教会で結婚式。

なんともすごい。





中に入って周囲の様子に気を取られていたが、世界遺産と称するだけあって、

壮麗壮大な内装である。

そして何より素敵なのは、こんなみすぼらしい観光客すら自由に結婚式に参列できる寛大さ。

2人の幸せは、みんなの幸せ。

幸せのおすそ分けって所でしょうか。

珍しいものを見させてもらってすっかり満足し、寄付金までしてきたのでした。

f0065556_1452142.jpg

↑親族の女の子。関係者の女性はみんなピンクのドレス。こんな小さな子も。かわいいでしょ?





その後、イントラムロス内の歴史ある建造物を楽しみ、

歩きつかれたので、フットマッサージへ行くことに。

東南アジアに来たら必ずやるいつものマッサージ。

旅の疲れも一気に吹き飛ぶのである。

そして今回はいつもより残金があるということで、全身のオイルマッサージもやってもらうことに。

2時間で2000円ほど。

この安さと気持ちよさ、最高としか言いようがない。

これがあるから、少々無理な日程でも旅が続けられるのかもしれない。





全身リフレッシュした後は、若者のデートスポットとしても人気の高い、マニラ湾へ。

f0065556_159910.jpg






f0065556_213432.jpg若者に人気があることだけあって、

海沿いの電灯1つにしても、とってもおしゃれ。

形も色も。

1人でいては、浪漫に浸るわけでもなく、

できることと言えばシャターをきることぐらい。

それでも、美しいものは美しい。





そしてこのオレンジの電灯に負けず劣らずの美しさを見せていたのが、

オレンジ色の夕日。

海沿いの夕日が格別なのは、ここマニラ湾も例外ではなかった。

f0065556_28686.jpg

少しずつ落ちていく夕日を、ゆっくりと眺める。

日本では味わえない、ゆっくりとした時の流れ。

沈んでいく太陽を見ながら、あぁまた旅が終わってしまう、と感慨深くなる。

どんな国に行っても、その国の良さ以上に日本の良さを知るけれど、

やっぱり帰る時になると寂しいのである。





もう少し、もう少しだけここにいたい。

そんな気持ちも虚しく、仕事を義務的にこなすように太陽は沈んでいく。

少しずつ、少しずつ。

ゆっくりと、ゆっくりと。
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by mitsuhi-low | 2006-09-22 02:28 | ☆★海外旅行☆★

方向音痴肯定論~フィリピン4日目~


9月7日

a.m.4:00。

目が覚めるとそこは大都会マニラ。

バナウェから出発した夜行バスは、行きほど時間がかからなかったようだ。

眠い目をこすりながらバスを降り、まだ日の昇らぬこの街を徘徊し、別のバス乗り場に向かう。

次なる目的地は、ルソン島南部の港町:バタンガスである。


f0065556_123987.gif




山々に囲まれたルソン島北部に比べて、南部への交通アクセスはかなりよい。

北部にはない鉄道も普及しており、バスはほぼ24時間動いているのである。

マニラには明け方に着くことが十分予想できたので、最も時間を有効に、そして楽しく使える方法が、バタンガスに向かうこと。

さらには、予想より短かった夜行バスの乗車時間がバタンガス行きを確定してくれた。

最初に行った判断は、間違ってはいなかったようだ。





マニラからバタンガスへは3時間弱。

明け方初のバス、当然眠る。

運転手に肩を揺すられ、バスを降ろされ、目の前に見える大きな船を見て初めて港町に来たことに気付く。

フィリピンもすでに4日目。

すっかり失せてしまった警戒心は、自分を一度も目を覚ますことなく、終点:バタンガス港まで連れてきてしまったようだ。





と、格好つけて書いては見たものの、

実際の所、寝過ごし。

本当は、港へ行く手前のバタンガスの街中で降りるつもりだったのである。

まぁ、よくあるよくある。





気を取り直して、バナウェですっかり馴染みの深い乗り物となったトライシクルを捕まる。

運転手同士の客争奪戦に乗じて値切るだけ値切って交渉成立。

それでもバナウェよりも高い運賃は、都会に来たことを暗に教えてくれるのには十分であった。





街中で見つけた宿で荷物を降ろし、海を見に行くことに。

せっかくだから、港じゃなくてきれいな海を見よう。

本をめくり、この辺で最もキレイな海を探す。



・・・・・・・・・・



あった!!

"マニラ近郊にありながらも、ホワイトサンドのビーチにコバルトブルーの海をもつアニラオ"

これ以上ないキャッチフレーズ。

ここバタンガスから西へ20kmの地点である。





街中で野暮用を済ませ、初日以来乗っていなかったジプニーに乗り込み、アニラオへ出発。

40分ほどで、アニラオの街に到着。

ジプニーの運転手に礼を告げ、ビーチへ向かって歩き出す。

頭の中に広がる、美しい女の子・・・海と浜。

もう、気分はリゾートパラダイスである。





そして到着ぅ!・・・・・。。。。。??

f0065556_8523165.jpg

あれー。誰もいないよー。

ここはアニラオじゃないのか?

慌てて本を読み直す。

よく見ると、先ほどのキャッチフレーズに加えて、

"マニラ近郊の隠れた良質のマリンスポーツスポット"

なんて書かれてある。

隠れた・・・か。





水着美女はいなくても、海の美しさは変わらない。

誰もいないこの浜はまさにプライベートビーチ。

沖へ行くにつれてグラデーションが広がる、美しい海水の色に、思わずシャッターを切る。

f0065556_8584589.jpg






f0065556_9104293.jpgこんなにキレイな海で誰もいないなんてことは日本では考えられない。

足だけでも、せめて足だけでも。

・・・思ったよりも温かい。

ぬるいのではなく、あたたかい。

包み込んでくれるような、優しいあたたかさ。

そう感じたのは、ここに誰もいないことが起因しているのではないのか。

そう、思う。




f0065556_9175646.jpgでも結果的に、誰もいないことがむしろ良かった。

穏やかな天気の下で、何を考えるわけでもなくぼーっと海を見つめる。

慌しく過ごしたここ3日間ではできなかったこと。

普段の日本の生活でもなかなかできないこと。

見失いがちな、案外大切なこと。





長らく海を眺めた後、1人孤独に貝拾い。

集めた貝を並べ、アニラオの海に別れを告げる。

f0065556_9244624.jpg











f0065556_9313469.jpgさて。

再びバタンガス。

泳ぐことを断念し、アニラオから帰ってきたら以外にも時間があった。

少し都会的な匂いを感じるこの港町も、せっかくなら見れるものすべて見たい。

地図の読めない僕は、中心にあるマビニ公園だけを覚え、

右往左往に歩き出す。





これは海外に限らず、どこか知らない土地に来たら必ず思うことなのであるが、

方向音痴と言うのは、決してデメリットばかりではない、と思う。

方向音痴だからこそ、新たな発見があることが多い。

そう信じる、究極のプラス思考。





f0065556_9375474.jpgそんな信念に後押しされたか、予定通りの迷子。

ここでさらに言うと、

"熟練した迷子は路地裏に行きたがる"

らしい。

結果、美味そうな店発見。

ほら、言ったとおりでしょ?





f0065556_942959.jpgでかい肉串を1本注文、夢中でほうばる。

1本でお腹を満たし、そしてうまい。

これでも1本20ペソ(≒50円)。

安い。

もう1度言っておこう、

安い。





お腹を満たされて満足した後は、再び歩く、

満腹後は迷っても不思議と道がつながり、先ほどのマビニ公園を発見。

f0065556_9451050.jpg

迷って、迷って、目的地に着いて。

その繰り返しで、道がつながる。

道がつながれば、街を覚えたことになる。





この日、街を覚えた頃には辺りはすでに真っ暗であった。

でも、これでバタンガスを覚えたことになった。

ひょんなきっかけで来て、思い出深くなったこの街。

思い出深い街の夜も、刻々と進んでいく。
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by mitsuhi-low | 2006-09-20 09:55 | ☆★海外旅行☆★

再会を誓って秘境の地を去る~フィリピン3日目~


9月6日

バナウェ2日目。

今日は、コルディレラ棚田郡の中でも、特に美しいと言われているライステラス(棚田)があるバダット村に行くことにした。

バナウェからバダット村までは約16km。

村まで交通機関を利用していくことは不可能で、まずはトライシクルで途中のジャンクションまで行くらしいのである。

早起きの瀬戸君がすでに交渉してくれていたトライシクルに乗り込み、ジャンクションまで向かう。





しかし、この行き道が、想像を絶するほどひどいものだったのである。

とにかく乗り物に乗っているという安心感は全くない。

揺れる、濡れる、汚れるの3拍子そろったエキサイティングな道程。

ジャンクションに着いたころには、すでに疲れていたくらいである。






f0065556_23101849.jpgジャンクションに着いてから、もっと驚くべき事実が待っていた。

それはこの看板。

村まで・・・9km。

山道を・・・9km。

歩いてしか行けないらしい。





9kmかぁ。

登山好きの瀬戸君はこの状況に喜びを感じている様子。

これは、どー考えても行くしかない。。。





f0065556_23135521.jpg最初はえ?って思ったものの、歩き出したら意外と楽しいもんで。

周りの珍しいものやキレイな景色を見とれるも歩調は進む。

例えばこれ!

フィリピンと言えばバナナ!と言う固定観念を更なるものにしてしまう野バナナの木々。

瀬戸君と取ろうと努力するも、どれもこれも届きそうにないところにあって。

でもそれ以前によく考えたらこんなに青くちゃ食えない。

猿以下・・・ですね。





f0065556_23281663.jpgどんどん登る。

いつの間にか現地で麦わら帽子を購入していた瀬戸君は、

もはや現地人よりも現地人っぽくて、

思わず英語で話しかけそうになる。

それはもちろんウソだけど、

山登りが趣味と言うだけあって、山と現地の帽子がやけに様になっていたのは事実である。





そして登りに登ること1時間半後。。。

ついに折り返し地点である山の頂上に到着。

実はバダット村までは、ジャンクションから一山を越さなければ行けないのである。

やっと半分。

しかし、この絶景は、ここまでの苦労も吹き飛ばしてくれる美しさ。

f0065556_23395944.jpg

この美しい景色を見たら、後半も頑張って村まで行こう、と言う気になったのである。





もちろんここからは下りになるのだが、道はさらに野性味を増す。

f0065556_23461662.jpgf0065556_23465962.jpg
かろうじて、道。

そしてそんな道を歩いて行くと、一軒の土産物屋が見えてきた。





店と言っても、手作りの木の工芸品がたくさん置いてある小屋。

でも、それが逆にこの山奥の雰囲気に合っていて、思わず足を止めて見ることになった。

たった一人の店員さんは、ロナウジーニョ似の気さくなおばさん。

シーズンがシーズンなだけに、滅多に来ない山奥へのお客さんに対して温かく接してくれる。

僕たちも、このおばさんの人柄と味のある民芸品に惚れ、思わず買うことに。

一本道しかないこの山奥、帰りもここに寄る事を約束し、先へと進む。

f0065556_23592792.jpg

村まではさらに2軒の土産物屋さんがあって、

そのうちの1軒で、かわいい子と珍しい果物に誘われまた一休憩。

f0065556_055272.jpgf0065556_06658.jpg




そんなこんなで歩き始めてから約2時間半。

やっと村へと到着。

そしてその景色を目の前に、ここが世界遺産といわれる所以を知る。

f0065556_0521866.jpg

村と棚田が一体化し、共存しているのである。

素晴らしい、の一言である。





素晴らしい景色に圧倒されるも、長く滞在している時間はなかった。

自分は今日、バナウェ5時半発の夜行バスに乗って、マニラに向かわなければならない。

もう一泊ここに滞在する瀬戸君に、自分の予定に付き合わせてゆっくりできないは申し訳ないが、どうしても帰らなければならなかった。

そしてここまで来るのにかかった時間を計算すると、そう長居もできなかったのである。





道の長さがわかっている分、帰りは早かった。

ロナウジーニョ似のおばちゃんのお店で休憩した後はほとんど休まずに、ジャンクションへと向かう。

そして待っていた運転手とともに、バナウェへと戻る。

帰りは行きほど時間がかからずジャンクションに着き、バスの発車時刻までは時間があった。

すべてが、すべてが順調に・・・思えた。





しかし、事件は突然やってくるのである。

思いもしなかったハプニングは、そう、突然に。





例のごとく、今日もスコールがやってきたのであるが、ヤツラはバナウェまでの道程にぬかるみを与えていた。

帰りのバスの発車時刻に間に合うように、順調にトライシクルは走っていた・・・

はずであった。





f0065556_1152143.jpgぷすん。。。

急に止まるトライシクル。

始めはただぬかるみにはまっただけであるかと思った。

それだけなら良かったのであるが、

なんとチェーンが外れていたのである。

最悪。

これじゃあ間に合わないじゃないか!

バナウェまではあと30分、距離にして5kmほどであろうか。

歩いていっては時間に間に合わないし、ましてやこの山奥は、交通手段が全くない。

そんな気持ちを知ってるのか知らないのか、運転手は大丈夫だの一点張り。

もう信じるしかない。





ちかくの民家で工具を借りてきた運転手、その修理の苦労の成果もあってか、何とか再び走り出す。

が、一度緩んだチェーンがそう簡単に直るはずもなく、

何度も何度も外れる。

そしてついに最も恐れていた事態が起きてしまった。





チェーンが切れたのである。

これにはさすがの運転手もお手上げ。

人気の少ない山奥で、打つ手すらなくなってしまった。





ああ、もう一泊・・・か。

半ば、諦め、途方に暮れる。

ここから歩いて帰るしかないのか、と思い始めたその時である。

奇跡も突然やってくる。





テレビ的に言えば、どうしようもない状況下に陥った時に現われるヒーローの如く、

4人乗りでバイクに乗った現地人が現われる。

『お前ら、どーしたんだYO!』

たぶん、こんなことをフィリピノ語で言っていたんだろう、と思う。

運転手と話し合った結果、

4人乗りバイクのうち3人が降り、うちら2人が乗ることに。

つまり、街まで送って行ってくれる、らしい。





やった!

これで、間に合うぞ!

1日お世話になったトライシクルの運転手とは思わぬところで別れることになったけれど、

お礼を告げて街へと向かうことに。





思ったよりも性能のいい今度のバイクは、山道をfankyに疾走する。

最高の気分で、街へと向かう。

そして余裕を持って、バス乗り場についたのである。





それにしても、ハプニング、奇跡ありのすごい1日になってしまったもんである。

瀬戸君が聞いたらしいのだが、バダット村までの旅は、

"trip"でも"travel"でもなく、"adventure"だと言ってたらしい。

まさにadventure。

納得せざるを得ない。





f0065556_1342820.jpg出発を見送りに着てくれた瀬戸君は、

『さよならはいいません。』

と言ってくれた。

再会を誓う何よりの言葉。

案の定遅れた出発時間にもかかわらず、発車し始めてからもしばらく手を振り続けてくれた彼。

秘境の地で、最高の思い出を共にした彼。

このことは、一生忘れない。

再会を信じて、次の街へとバスは向かう。
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by mitsuhi-low | 2006-09-15 01:42 | ☆★海外旅行☆★

大自然の空気を味わいながら~フィリピン2日目~


9月5日

地獄の極寒バス12時間を耐え抜いて到着した、山間の町:バナウェ。

ここまで苦労して来たのは、確固たる理由があったからだ。

ユネスコ世界文化遺産:『コルディレラの棚田群』を見るためである。





ルソン島北部のコルディレラ山岳地域に広がる階段状の棚田は、

『天国への階段』、『世界8番目の不思議』などと呼ばれていて、

約2000年前に、イフガオ民族が神への捧げ物として作ったと言われている。

観光地として訪れるような所が比較的少ないフィリピンの中で、最も魅力的に見えたこの風景の写真。

ガイドブックを開いた時に真っ先に目が留まり、行くことを即決したのである。





f0065556_20221372.jpgバナウェのバスターミナルから街の中心へ向かって歩き始める。

昨日の豪雨がウソのような晴天に心踊り、疲労しているはずの体も自然と活力が満ちてくる。

大都会:マニラとは全く違う大自然の空気を吸いながら、これから先に起こるまだ見ぬ旅の物語に、期待で胸が膨らむ。

ここでは絶対にいい時間が過ごせる。

直感的に、そう感じたのである。





美しい景色を楽しみながら、歩調はさらに進む。

そして、バスターミナルと街の中心部までの道のりの中間辺りであろうか。

明らかに現地の人ではない1人の若者に、

『Are you Japanese?』

と話しかけられた。

声をかけてきたのは、驚いたことになんと日本人。

瀬戸君との出会いである。





彼は、僕と同じ一人旅で、現在大学4年生。

京都の大学で地理学を専攻していることもあって、ここに来たらしい。

観光シーズンとしてはオフであるこの地域。

たぶん、今この街にいる日本人は僕と瀬戸君の2人だけであろう。

そんな2人が偶然にもこの街に着いてすぐに出会うとは、不思議なものである。





2人で話しながら街に向かう。

そして何の相談もなしに当たり前のように宿を探し、同じ部屋をシェアする。

初めて会った人と同じ部屋をシェアするなんて、日本にいる間では考えられないようなことであるが、

海外を一人旅する、という同じ境遇の者たちの中では、このようなことが暗黙の了解のように成り立ってしまう。

何とも不思議である。





贅沢をして景色の見える割高の部屋にするも、2人で600ペソ(≒1500円)。

こんなに安いのに、日本人も満足できる清潔感のある部屋なのである。

重い荷物を降ろし、瀬戸君と相談した結果、

バナウェの棚田群を見下ろせるバナウェ・ビューポイントに行くことにした。





バナウェ・ビューポイントまでの道のりは約4km。

歩きで行くことを決めたので、まずは宿のベランダから見えた吊り橋に行ってみた。

f0065556_21261341.jpg

ベランダからこの橋をしばらく眺めていてわかったことであるが、

橋の向こうには小学校があって、そこに通う子供たちは、皆ここを渡って学校へ行くのである。

人のすれ違いがギリギリできるくらいの狭い橋を通って。

遠くから見ていてもその光景がのどかで微笑ましくて、真っ先にそこに行ってみたいという気持ちになって来たのはいいが、

とっても怖い。

高い所が苦手だったことに気付く。

そして揺れる。

地元の人たちが"ハンギング・ブリッジ"と読んでいるのも納得である。

f0065556_21324774.jpg






怖いながらも楽しんだ橋を渡りきり、目的地へと向かい始める。

街の中は、主要道路は1本。

しかし、舗装された道路を通っていくのは、この大自然の中では勿体無い。

あの田んぼ道を通って行きたいなぁ。

自分の中の好奇心が騒ぎ出す。





すると瀬戸君が、

『あの田んぼの中を通って行きませんか?』

と自分の心を読んだかのように」聞いてきたのである。

その瞬間、瀬戸君が自分と同じような人で良かったと、心から思ったのである。





f0065556_215255.jpg
田んぼや民家をすり抜けていく道は、現地の人々の生活も時折垣間見れる楽しさはあったが、

楽しさと引き換えに、

当然のように迷った。仕方なくトライシクルに乗ることに。

首都:マニラではたくさん走っていたジプニーもめっきり数が少なくなり、ここでの主要交通手段はトライシクル。

バイクに横付けされた箱に客が乗る、なかなかエキサイティングな乗り物である。





トライシクルは山道をガタゴトとひた走る。

20分ほど走っただろうか。

4つほどあるビューポイントの中で、最も標高の高い所に到着した。





景色は言うまでもなくすばらしくて、

小さな職人さんはちょっと照れ屋で、

イフガオ民族のおばあちゃんの笑顔が素敵で。

f0065556_2282471.jpgf0065556_2293971.jpgf0065556_22105392.jpg





そしてその後3ヵ所回ったビューポイントの中で、

本日のベスト・オブ・ライステラス(棚田)はこれ。

f0065556_22155945.jpg

どうですか、これ?

こんなに壮大なものが2000年も前に人間の手で作られたなんて、驚きである。

文明が未発達だったその時代に、これだけのものを作る人々の苦労はとてつもないものであっただろう。

そして、その先祖の苦労を長年守ってきたこの地の人々に、敬意を表したい、と思った。





ビューポイントを見た後は、宿に戻り、お互い別行動に。

別の村へ歩いて向かう瀬戸君とは対照的に、

自分はバナウェの街の中を散策し、人懐っこい子供たちと触れ合うことにした。

大自然の空気を吸ってのびのびと育つ子供たちの笑顔は素敵で、

こっちまで幸せになってしまうような気分だった。

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f0065556_22402669.jpgお互いに"一人歩き"を楽しみ、夜は、宿のレストランで食事を。

突然起こった町全体の停電もしょっちゅうの事らしく、

手際よく出されたランプの下で、日本で言う秋の虫の音を聞きながら、

フィリピン飯を食べる。





秘境と言っても過言ではないようなこの地で、

奇跡的に出会った日本人2人。

日本にいても、出会うことは決してなかっただろう。

これだから一人旅はやめられない。

自分の恵まれた境遇に感謝しながら、バナウェでの夜は更けていく。
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by mitsuhi-low | 2006-09-12 22:53 | ☆★海外旅行☆★

驚き・恐怖・恐怖~フィリピン1日目~


9月4日

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9月にはどこかへ行きたい!

もちろん、そのどこかとは、海外どこかということ。

どこでもいい。

閾値を越える刺激を得たい。

8月くらいからそんな思いがふつふつと沸いて来ていた。





強い思いはあったものの、全く行動には移せぬまま、気付けば8月も最後の週に突入。

このままじゃいかん!

行けなくなる!

よし、来週だ!

そして重い腰をやっと上げて、ここで決めるぞとばかりにネットを開いたのである。





期間は一週間がいい。

お金は・・・ない。

一週間で安いトコ。

やっぱアジアしかないな。

苦悶の末に得た結果がフィリピンだった。





リゾートとして有名なセブ島を除けば、あまり日本人には馴染みのないフィリピンという国。

実は意外と日本に近いのである。

日本最西端の与那国島と、フィリピン最北のバタネス諸島イアミ島の間はわずか480kmしかないのだそうだ。

ちなみにこの480kmという距離は、東京~大阪間の距離より短い。

実際には、名古屋~マニラ間のフライトは4時間以上もかかってしまうので、"近い"という表現は適切ではないかもしれないが、この距離は事実。





"近い国"であるのに、馴染みの薄いフィリピンはどんな所であろうか?

自分の肌で、自分なりに、少しででもフィリピンを感じて来て、それを伝えたい。

これが今回のテーマ。

たった6日間と言う短い期間の中ではあったが、私が五感をフルに使って感じてきたものを、

このblogを通して少しでも伝わってくれればいいなと思う。



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とは言ったものの、結局下調べをほとんどせず、気付けばもう飛行機の中。

いつもギリギリにならないと行動に移せないのは、

"追い込まれた状況で事が始まるからこそ、要領良く物事が進む"

という思いが意識せずに根付いているからなのかもしれない。

そうだとしたら、これはやっぱり一生治らないのであろう。





兎にも角にも、どこへ行こう。

現地時間の16時にはマニラには到着する。

フィリピンの国内交通事情。6日間という短い日程。

そして帰国日から逆算して考えた結果、

今夜、夜行バスに乗ることを決めたのである。

行き先は、バナウェ。

首都:マニラのあるルソン島の北部にある山間の村である。

f0065556_0541235.gif


行き先も決まったころに、飛行機は何事もなくマニラに到着。

東南アジア特有のもわっとした湿った空気を吸い込み、海外に来た実感が沸いてくる。



『よし、まずは1日2本しか出ていない、バナウェまでの長距離バス乗り場を目指そう。』




f0065556_193135.jpg第一の目的地:長距離バス乗り場は、空港から離れた街中にあった。

空港からジプニー(写真右)、LRT(高架鉄道)を乗り継ぎ、かかった費用22,5ペソ(≒55円)。

どんなに物価の安い国でも、空港から街中に行くのにここまで安かったことはない。

まず第1の驚きである。





そして第2の驚きは、間もなく訪れる。

地図が読めない私は、当然のごとく道に迷う。

バス乗り場があるキアポ地区に着いたのは、17時ごろであったのだが、18時になっても目的地には着かなかったのである。

そのうち地図のどこにいるか検討もつかなくなってしまった頃、ぽつぽつと雨が降り出した。

ぽつぽつからさーさー。

そしてざーざー。

仕方がなく雨宿りを始める。





よーく考えたら、東南アジアには雨期というものがあったことを思い出す。

そして今、ここフィリピンは、その雨期の真っ只中。

雨期のことなど、全く考えていなかった。





雨宿りも虚しく、天気はどんどん悪い方向へ。

ざーざー&ごろごろ。

ひどい雷雨になってきたのである。





18時30分。

このまま待っていても、止みそうにない。

夜行が発車する22時まで時間はあるが、とにかく乗り場を見つけないと。

意を決してレインコートに身を包み、外へ飛び出る。

10秒で全身びしょ濡れ。

そして目的地はいつまでもみつからない。





19時。

気がつけば自分の周りは水、水、水。。。

道路を走る車のタイヤは、増水した水で、もはやその姿を全く見ることが出来ない状態。

道路よりわずかに高くなった歩道も、常に自分のくるぶしが水に浸かっているほどまで増水。

目的地を模索して歩き回れば、深みにはまってひざの上まで水に浸かる。

屋根のある所での一休みをする仲間は、地面が水で覆いつくされて行き場をなくしたゴキブリたち。





もう驚きを通り越して恐怖の域。

雨期の恐ろしさを初日にして体験してしまったのである。

道行く現地の人に、バナウェ行きのバス乗り場を聞いても誰も知らない。

1日2本しかない便では、現地の人ですら知らないのかもしれない。

依然、目的地が見つかる気配はない。





正直言って、泣きそうな気持ちであった。

正直言って、帰りたいと思った。

海外へ来て帰りたいなんて思ったのは初めてである。




もうやめよう、バナウェに行くのは。

今日は諦めてマニラに泊まれって天気の神様が言っているんだ。

大人しくホテルを探せって言ってるんだ。

そう思って目的地をLRTの駅へと変更して歩き始めたその時であった。





なんと!





あった。





あれだけわからなかったバス乗り場が、目と鼻の先に。





この厳しい状況で、幻にも思えたこのバス停。





そしてオアシスにも見えたこのバス停。





結局、運命は私をバナウェに行くように仕向けてくれたのである。

後はバスの到着を待つのみ。





大雨の影響もあろうか、フィリピンの夜は以外に涼しかった。

ずぶ濡れに濡れた体は、むしろ寒さすら感じるくらいであった。

そのせいか、長く感じた待ち時間。





結局は1時間遅れで到着したバス。

長い待ち時間は、寒さだけではなかったようだ。

安心して乗り込んだのも束の間、そこには第3の驚きが待っていた。




それは、車内が異常なまでに寒いこと。

冷房の過剰稼動。

そして自分では止められない。

乗客はそれを知ってか、自分以外の客はみんな長袖な上に毛布まで準備している。

半袖、ずぶ濡れ、過剰稼動冷房。

ガイドブックには9時間と書いてあったバナウェへの道のりが、何故か12時間もかかることに。

その間、寒さに震え続けほとんど眠れなかった。





幸先の悪い、恐怖のフィリピン旅行の始まりである。
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by mitsuhi-low | 2006-09-11 02:15 | ☆★海外旅行☆★

丑三つ時の幻

a.m.2:30。

気がつけば、寝苦しい夜の気温もずいぶん下がり、聞こえるものは秋の虫の音。

草木も眠る丑三つ時、とは言うものの、虫の音だけははっきり聞こえてくる。

しかし、それだけである。

虫の音を除けば、"静寂の夜"と言うのがこれ以上にない相応しい夜。

その時、僕は歩いていた。

近所の住宅街を歩いていた。





TSUTAYAのレンタル半額につられて、ついつい借りたDVD6本をやっとの思いで見終え、

それを返しに行く路程での出来事である。





我が家からたったの200m先、出発後2分の地点。

傷ついた彼女はそこにいた。

悲しげな目をしてこっちを見ていた。

無残にも車上荒らしに合い、窓ガラスが粉々に割れた車がそこにいたのである。





車上荒らしにあった車を見たのは初めてではないが、これまでにない衝撃を受けた。

その理由の1つは、徒歩圏内での事件現場であったこと。

そしてもう1つは、被害者・・・いや、被害車が、自分の愛車と同じフォルクスワーゲンであったこと。

自分の車が被害にあってもおかしくない状況である。





いつもは何も考えずに歩いている自分も、こんな物騒な現場を見てしまっては、鈍い神経も張り詰めてしまう。

まだ犯人が近くにいるのでは?

そいつが車上荒らしだけでなく、引ったくりや恐喝まがいのことをしてくるのでは?

必要以上の妄想も、ただの思い過ごしだったようで。

静かな夜のTSUTAYAまでの往路では、無事にDVDを返すことができたのであった。





そして今度は帰り道。

事件現場に少しずつ近づく。

張り詰める神経。





しかし、自分の妄想も過剰すぎたのか、犯人がまだ近くにいるなどあるはずもなく、

往路の時と同じように、彼女は悲しげな顔でたたずんでいた。

悲しげな顔に心打たれたわけではないが、

どうもこの被害車が他人事のように思えなくて、立ち止まって眺めることにした。





早速被害車の状態を検証する。



割れ口は・・・



粉々である。



犯人は閑静な住宅街で、これを割る音に気付かれずに犯行に及んだのであろうか?





中身は・・・



何もない。



犯人は何かを得ることができたのであろうか?





他に被害にあった場所は・・・



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いた。



ヤツはそこにいた。



車の前に。



車を眺めていた僕の斜め後ろに。



タンクトップに短パン姿の、ご老人である。





言葉を発せずこちらを眺めていた彼。

まさか、犯人か?

いや、こんな細い老人にそんな芸当ができるはずがない。

第一、犯行に及ぶのにこの格好はないだろ。

怪しいし。

自分も全く同じ格好だし。

ここで第3者が現われようなら、"窓ガラスの割れた車の周囲にたたずむ変態2人"としか思われないだろう。

即通報である。




犯人でないのなら、誰だ?

老人ならとっくに寝ている丑三つ時である。

そうか。

わかったぞ。

あれだ。

深夜を徘徊するボケ老人ってやつだ。

そしてさらに言うと夢遊病というオマケ付きだ。

それなら無言でたたずんでいるのも合点がいく。





いや、待てよ。

もしかしたらあれかもしれない。

あれだよ、あれ。

幽霊。

それなら言葉を発しないのも幽霊理論上間違いではない。

さらに言えば丑三つ時だし。

ん?

幽霊?

怖いじゃないか。

やっぱ幽霊はなし!

人間だ、人間。

そう、思いたい、晩夏の夜。





じゃあごく普通の人間だ!

これに間違いない!

いや、待てよ。

普通の人間だったら、

"割れた車を覗き込む怪しいヤツ"を発見した老人ということになる。

つまり、老人は自分を犯人扱いしてるんじゃないのか?

それなら、事件現場とその犯人を不意に見つけてしまったショックと、

言葉を発しないことは、

イコールになるのではないか?

やばい、通報される!!!





幽霊であっても、普通の人間であっても、どっちにしろ、

怖い。

これはそそくさと帰るのが無難だ。

よし、帰ろう。

おうちに帰ろう。





その後、幽霊に取り付かれる恐怖と、

警察に追われる恐怖を抱いて、

ぐっすりと眠りました、とさ。
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by mitsuhi-low | 2006-09-03 04:58 | Happening!