持ち前の運の良さと要領のよさで数々の困難をヌメリヌメリとかいくぐる社会人。このブログを見てくれたすべての人にありがとう☆★コメントを残していただければ幸いです!(パスワードは適当な半角数字でOKです)


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運命は突然に


2006年2月24日 ギリシャ4日目


a.m. 5:00  起床

この日はもうアテネを離れ、4時間半ほど鉄道に乗って北西部の田舎町、カランバカに行く予定であった。

昨夜散々悩んだ挙句に出した結論であるが、早々の起床にもかかわらず生憎の雨。

カランバカに行くには1日3本しか鉄道の便がない。

この雨じゃあ、せっかく行ってもなぁと思いつつ得意の二度寝。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

a.m. 7:30  再起床

目覚ましもかけてないのに不思議と起床。

ふと窓の外に目をやると、なんと雨が止んでいるじゃあありませんか!

一気に眠気も吹き飛び慌てて仕度。

昨夜購入した24時間使用可能なメトロ切符の期限がまだ残っていたので、

ギリシャ国内の鉄道が走る主要駅であるアテネ・ラリサ駅へ。

なぜか国鉄もVISAカードが使えないこの国。

こんな長距離鉄道の料金まで現金で払い続けてたら俺死んじゃうよ~。

ギリシャの国鉄は、全席指定でランクがあるらしい。(ガイドブックより)

下手な英語で迷わず『一番安い席!』

とは言ったものの、なぜか席なし立ち席。





a.m. 8:50  出発

アテネ・ラリサ駅→カランバカ駅

ゆっくりと列車は動き出す。

満員車両の中、開いている席を探す。

一箇所だけ奇跡の空席。

座ってみると、なんと隣に座っていたのは日本人。

この人こそ思い出を共に体験することになる運命のうちの1人、村上さんである。

彼は俺より歳が一つ上、大阪在住の大学院二年生、一人旅真っ最中。

そして驚くべきことに春から愛知県での就職が決まっているという。

この車両すべてを見渡しても、日本人はうちら二人だけ。

日本人と言うかアジア人自体うちら二人だけ。

そして唯一の空席で日本人同士が隣になる。

まさに奇跡。

なんとも頼りないガイドブックが唯一の頼みだった自分にとって、

この旅で初めて話した日本人という心強い味方ができたのである。





p.m. 1:50  カランバカ駅

羊飼いがいるような田舎風景をゆっくりと走り、当たり前のように20分遅れて列車はカランバカ駅に到着。

ザーーーー。。。。

台風のような豪雨。

馬小屋のような小さな駅で途方に暮れる。

すると、同じように駅でたたずむもう一人の日本人。

この人も、思い出を共に体験することになる運命のうちの1人、柄澤さんである。

彼もまた俺の一つ年上で、夏から家業の職人業を継ぐまで、約半年間の当てのない一人旅。

彼は隣の車両に乗っていたらしい。

日帰りでこの地を去ることを決めていた自分だったが、2人の影響もあって1泊を決意。

3人で宿に泊まれば安いんじゃないのか!?

ってことで早速宿を探し始める。

駅前の宿をしらみつぶしに当たってみるも、シーズンオフのためにすべて休業中。

らちがあかない。

リーダー格の柄澤さんの支持で、3人で手分けをして宿を探すことに。

俺は土砂降りの中、山を登るような道を選択。





p.m. 2:30  トーティスじじい

5分ほど歩いたところで、道の反対側から手を振るギリシャ人のじじい。

発音の超へたくそな英語で、

『何を探してるんだ?』

と無愛想な顔でたずねてくる。

『宿を探してるんだよ。』

と答えると、

『じゃあうちに来い。』

とのこと。

きったねえ雑貨屋さんだか何だかわからん店を経営しているそのじいさん、宿も経営しているらしい。

『3人いるんだけど。』

って言ったら思ったよりもきれいな3人部屋に案内される。

50€と言われるが、3人で割れないので45€にまけさせる。

結局残りの二人が探した方面に宿はなく、この部屋に3人で泊まることになる。

きったねぇ店で宿の契約を済ませると、

『俺の名はトーティスだぜ!』

と、いかにもな田舎の頑固じじいが自己紹介をする。 さらに、

『あと3€払えば、明日朝ママの朝食付きだぜ!』

と自慢げに言う。

これを聞いた一同、テンションmax!

おいおい、ママの朝食だってよ!!

いかにも無愛想なギリシャ人のババァが、ぶしつけにパスタなんか目の前にドンって置いてよぉ、しかもパスタの中に半分指なんか入っちゃっててよぉ、何だこのクソババァはと思いつつも、クソうまいんじゃないかって言う妄想が3人を駆り立てる。

そして即決。

『はい、いただきます。』

と。





p.m. 19:00  カランバカ街散策

宿を決めた後、一度昼食をとりに待ちへ出たが、ギリシャには『シエスタ』という昼休みを長く取る習慣があって、基本的には14:00~18:00くらいまでは町中の店という店が閉まってしまう。

2度目の街散策時には雨はすっかりあがっていた。

カランバカは、いかにも田舎の観光地にありがちな得体の知れないキャラが当然のごとくいた。

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そして一同スーパーで夕食の買出し。

さらにはこんな田舎町のスーパーでVISAが使えることが判明!

3人分の料金をVISAカードで払って、2人から現金をもらえば少しは長く生き延びれる!

これは我ながらナイスアイディアだぜ。

VISAカードに慣れていないのか、店長まで現れて苦労の末、やっとカードが使える。

3人分の食料をまとめ払いするものの、個人個人の値段が知りたく、

わざわざ分けて値段を見るのに快く協力してくれたレジの姉ちゃんも、

苦労の末にカードが使え、笑顔で使えたぜ!と言ってくれた店長も、

やっぱり田舎の観光地の人々は気持ちが良い。

リピーター宣言をしつつスーパーを後にする。





p.m. 9:00  宿で『最初の晩餐』最初の晩餐

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今夜のささやかな夕食である。

この地特有の、水を入れるとにごる酒、『ouzo』で3人の奇跡の出会いに乾杯する。

柄澤さんのi pod とスピーカーで音楽と、明日のババァの朝食への期待から、

まずいouzoでも自然と気分が高揚する。

明日の天気を祈りながら、3人は静かに就寝した。


  
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by mitsuhi-low | 2006-03-16 15:38 | ☆★海外旅行☆★