持ち前の運の良さと要領のよさで数々の困難をヌメリヌメリとかいくぐる社会人。このブログを見てくれたすべての人にありがとう☆★コメントを残していただければ幸いです!(パスワードは適当な半角数字でOKです)
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方向音痴肯定論~フィリピン4日目~
9月7日
a.m.4:00。
目が覚めるとそこは大都会マニラ。
バナウェから出発した夜行バスは、行きほど時間がかからなかったようだ。
眠い目をこすりながらバスを降り、まだ日の昇らぬこの街を徘徊し、別のバス乗り場に向かう。
次なる目的地は、ルソン島南部の港町:バタンガスである。
山々に囲まれたルソン島北部に比べて、南部への交通アクセスはかなりよい。
北部にはない鉄道も普及しており、バスはほぼ24時間動いているのである。
マニラには明け方に着くことが十分予想できたので、最も時間を有効に、そして楽しく使える方法が、バタンガスに向かうこと。
さらには、予想より短かった夜行バスの乗車時間がバタンガス行きを確定してくれた。
最初に行った判断は、間違ってはいなかったようだ。
マニラからバタンガスへは3時間弱。
明け方初のバス、当然眠る。
運転手に肩を揺すられ、バスを降ろされ、目の前に見える大きな船を見て初めて港町に来たことに気付く。
フィリピンもすでに4日目。
すっかり失せてしまった警戒心は、自分を一度も目を覚ますことなく、終点:バタンガス港まで連れてきてしまったようだ。
と、格好つけて書いては見たものの、
実際の所、寝過ごし。
本当は、港へ行く手前のバタンガスの街中で降りるつもりだったのである。
まぁ、よくあるよくある。
気を取り直して、バナウェですっかり馴染みの深い乗り物となったトライシクルを捕まる。
運転手同士の客争奪戦に乗じて値切るだけ値切って交渉成立。
それでもバナウェよりも高い運賃は、都会に来たことを暗に教えてくれるのには十分であった。
街中で見つけた宿で荷物を降ろし、海を見に行くことに。
せっかくだから、港じゃなくてきれいな海を見よう。
本をめくり、この辺で最もキレイな海を探す。
・・・・・・・・・・
あった!!
"マニラ近郊にありながらも、ホワイトサンドのビーチにコバルトブルーの海をもつアニラオ"
これ以上ないキャッチフレーズ。
ここバタンガスから西へ20kmの地点である。
街中で野暮用を済ませ、初日以来乗っていなかったジプニーに乗り込み、アニラオへ出発。
40分ほどで、アニラオの街に到着。
ジプニーの運転手に礼を告げ、ビーチへ向かって歩き出す。
頭の中に広がる、美しい
もう、気分はリゾートパラダイスである。
そして到着ぅ!・・・・・。。。。。??
あれー。誰もいないよー。
ここはアニラオじゃないのか?
慌てて本を読み直す。
よく見ると、先ほどのキャッチフレーズに加えて、
"マニラ近郊の隠れた良質のマリンスポーツスポット"
なんて書かれてある。
隠れた・・・か。
水着美女はいなくても、海の美しさは変わらない。
誰もいないこの浜はまさにプライベートビーチ。
沖へ行くにつれてグラデーションが広がる、美しい海水の色に、思わずシャッターを切る。
こんなにキレイな海で誰もいないなんてことは日本では考えられない。
足だけでも、せめて足だけでも。
・・・思ったよりも温かい。
ぬるいのではなく、あたたかい。
包み込んでくれるような、優しいあたたかさ。
そう感じたのは、ここに誰もいないことが起因しているのではないのか。
そう、思う。
でも結果的に、誰もいないことがむしろ良かった。
穏やかな天気の下で、何を考えるわけでもなくぼーっと海を見つめる。
慌しく過ごしたここ3日間ではできなかったこと。
普段の日本の生活でもなかなかできないこと。
見失いがちな、案外大切なこと。
長らく海を眺めた後、1人孤独に貝拾い。
集めた貝を並べ、アニラオの海に別れを告げる。
さて。
再びバタンガス。
泳ぐことを断念し、アニラオから帰ってきたら以外にも時間があった。
少し都会的な匂いを感じるこの港町も、せっかくなら見れるものすべて見たい。
地図の読めない僕は、中心にあるマビニ公園だけを覚え、
右往左往に歩き出す。
これは海外に限らず、どこか知らない土地に来たら必ず思うことなのであるが、
方向音痴と言うのは、決してデメリットばかりではない、と思う。
方向音痴だからこそ、新たな発見があることが多い。
そう信じる、究極のプラス思考。
そんな信念に後押しされたか、予定通りの迷子。
ここでさらに言うと、
"熟練した迷子は路地裏に行きたがる"
らしい。
結果、美味そうな店発見。
ほら、言ったとおりでしょ?
でかい肉串を1本注文、夢中でほうばる。
1本でお腹を満たし、そしてうまい。
これでも1本20ペソ(≒50円)。
安い。
もう1度言っておこう、
安い。
お腹を満たされて満足した後は、再び歩く、
満腹後は迷っても不思議と道がつながり、先ほどのマビニ公園を発見。
迷って、迷って、目的地に着いて。
その繰り返しで、道がつながる。
道がつながれば、街を覚えたことになる。
この日、街を覚えた頃には辺りはすでに真っ暗であった。
でも、これでバタンガスを覚えたことになった。
ひょんなきっかけで来て、思い出深くなったこの街。
思い出深い街の夜も、刻々と進んでいく。
by mitsuhi-low
| 2006-09-20 09:55
| ☆★海外旅行☆★